
もし今自分の親が寝たきりになったら。入院生活が続いたら、うちの家計は火の車だ。
そう考える40代の方も多いのではないでしょうか。
50-80喜んで
そんなCMが一時期頻繁に流れていませいたが、最近80歳代からでも入れる医療保険が増えているということ、ご存知でしたでしょうか?
これまでの医療保険は「80歳が満期」とされている保険が多かったです。
しかし、新規加入については、そもそも年齢制限がある上に、持病を抱えている人も多く、80歳を超えた人には現実的ではありませんでした。
しかし、「超高齢化社会」に向けて進んでいる今、年齢の加入条件を緩和する保険会社が次々と登場してきました。
【80歳代でも加入可能の保険を販売している代表的な会社】
- アメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)
- 太陽生命保険
- 三井生命保険
- チューリッヒ生命
※2014年10月6日付日経新聞による
会社によって、80歳までの保険しか扱っていないところもありますが、85歳まで加入できる保険を取り扱っている会社もあります。
通院補償を付けるかどうかで保険料が大きく変わる
保険料は、他の年代の保険同様、保証内容で大きく異なります。
通院保障が付帯している保険は、通院保障が付帯していない保険と比べて高額になります。
通院保障をつけず、入院給付金も最低額の物を選択すれば、6000円程度に抑えられないこともありません。
しかし、ほとんどの病気や怪我は、入院せずに通院だけで終わることが多いといわれています。
医療が発達して、入院せずとも通院だけで治療できる病気・怪我が増えていること、高齢化社会の影響で、大病院でも常に満床状態のところが多いということなど、さまざまな理由があります。
なので、「通院保障なし」の保険は、「払った分だけの恩恵を受けられない」可能性が大きいのです。
と言っても、「通院保障あり」の保険は月々1万円以上する物がほとんどです。
この高額な保険料を払える人、そして「これだけ払っておいてよかった」と思える80代以上の人は、一体何人いるでしょうか。
その一方で、万一大きな病気や怪我になってしまった時、そのツケが回ってくるのは本人の娘・息子たちのです。
幸せな日常を送る40代夫婦の家庭に経済危機が訪れるのは、親の健康問題がきっかけであることも少なくありません。
70代を超えた親を持つ人達にとって、親の健康問題は自分の家計に直結していると言っても過言ではないでしょう。
それだけ、高齢者の医療保険選びは難しい物だと言えます。
困ったときは独立系保険代理店に相談を
30代~40代であればまだまだ保険は自分に縁が遠いものと考えている人も多いでしょう。
ましてや、自分の親の保険加入となれば、なおさら興味も沸かず、どれを選んでよいのかわからないという場合も多いはず。
そういう時は生命保険会社ではなく、保険を中立の立場で紹介してくれる独立系の保険代理店(またはファイナンシャルプランナー)に相談してみましょう。
最近では、ネットでの問い合わせだけではなく、スーパーや繁華街に店舗を置く代理店も増えてきました。
彼らは特定の保険会社に所属しているわけではないので、相談者の立場に立って中立な視点で保険を選んでくれます。
入る必要のない場合は、もちろん「入る必要はない」と言ってくれます。
【主な独立系保険代理店一覧】
- ほけんの窓口
- 保険市場
- 保険ビュッフェ
- 保険マンモス
親の病気のせいで、自分の家の将来設計が狂った。と言わないですむような選択をしたいものです。