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原油安が株安に繋がる理由。なぜ原油の価格が下がることで株安になるのか?


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2010年以降、原油価格は、1バレル80~110ドルで推移していましたが、2014年、突然原油価格が下がり始め、2016年1月には1バレル30ドルを割る程の原油安となりました。

この原油安が原因で、株価が下落。

中国崩壊が噂される中で、原油安による株安は、株価急落への追い風となりました。

では、なぜ、原油の価格が下がったのでしょうか?
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アメリカ・ロシア・中国…OPECに加盟していない国の原油輸出量の増加

これは、原油産出国として、アメリカが生産量を伸ばしていることやロシアや中国による原油の輸出が増えている点が挙げられます。

これまで、主な原油の輸出国であったサウジアラビアやUAEなどの中東諸国が、原油の輸出を大きく支配していました。

中でもOPEC(石油輸出国機構)に加盟する国々での輸出量は高く、原油価格への影響力をもたらしていました。

 

しかし、ロシアや中国による原油の輸出が進むにつれ、OPECの持つ力は衰退していきました。

また、OPEC自体も加盟国での連携が取れない状況にあり、現状の原油安に対して、対策を取れない状況になっています。

これらの要因により、現在、原油は大きく値下がりし、1バレル30ドルという状況を作りだしてしまいました。

 

ただ、なぜ原油の価格が下がることで株安になってしまったのでしょうか?

原油で利益を得られなくなった輸出国が株を売却に・・・

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普通、原油価格が下がることには企業活動に対し、大きなメリットがあります。

それは、動燃費を大きく抑えられるからです。

工場を持つメーカーは、生産におけるエネルギー支出を抑えることができます。

 

また、石油関連のメーカーでは、原材料価格も抑えることができるため、原油価格が下がることは、煙突を持つようなメーカーに大きな恩恵をもたらす筈です。

しかし、現状は株安へ進行しています。

一体、なぜ株安へ繋がってしまったのでしょうか?

 

この大きな理由は、サウジアラビアやUAEなどの石油産出国から、株が売られていることが原因です。

これまで、原油で大きく利益を得ていたサウジアラビアやUAEでは、原油価格が下がったことで、大きなダメージを受けてしまいました。

確かに単価80~110ドルの原油が30ドルを割った訳ですから、単純に考えると、売上が半分~3分の1まで落ちた計算になります。

そこで、これら原油輸出国では、これまで蓄えて来た株を売ることで、現状の収入を維持するように努めています。

この影響が株価上昇に対し、逆風をもたらしている訳です。

 

つまり、原油価格が単純に下がることが、多くの人に恩恵を与える訳ではなく、安定した原油価格を維持することが、株価を支える結果につながることがわかります。

上がっても悪く、下がっても良くないという難しい要因が、株価への影響につながってしまう訳です。

まとめ

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2010年以降、原油価格は、1バレル当たり80~110ドルで安定的に推移していました。

しかし、2014年より急落し、2016年1月には1バレル当たり30ドルを割る程の原油安になりました。

通常、企業の生産活動にはメリットがあることですが、石油産出国にとっては、大きなダメージとなります。

売上が下がり、株を売らざるを得ない状態となりました。

この結果、石油輸出国の株売却が進み、株価への影響を与えていることになりました。

株価の安定的な上昇状態を作り出すためには、原油価格の安定化が必要不可欠と言えます。
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