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信用取引の時間制限による株価への影響


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株式投資を行う場合、様々な指標や情報があります。

「信用取引の状況」も、その一つで、ネット証券の個別のページやYAHOO!ファイナンスにも、銘柄の信用取引の情報が示されています。

この「信用取引の状況」は、株式投資の入門書や専門書にも書かれており、注目される一つの指標です。
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信用取引とは?返済期限付きの株式投資

先ず、「信用取引」の内容を説明します。

「信用取引」には、「信用買い」と「信用売り」の2つがあります。

「信用買い」は、証券会社からお金を借りて株を買う行為になります。

逆に「信用売り」は、証券会社から株を借りて株を売却し、その銘柄の株を買い戻して借りていた株を返すことです。

基本的に、株価が上がる状況では「信用買い」を、逆に株価が下がる状況では「信用売り」を行います。

「信用取引の状況」には、この「信用買い」と「信用売り」が行われている株数が示されています。

 

この信用取引には時間制限が設けられています。

その制限は基本的に6か月とされています。

つまり、「信用売り」をした場合は、6か月以内には返さなければいけません。

この時、起こる現象が「信用取引の時間制限による株価への影響」なのです。

 

例えば、2015年11月に大量の「信用売り」が発生したとします。

大量の信用売りが発生すると、一時的に売りに出される株数が増えるため、株価が下落します。

その後、銘柄を買いも出さずに信用売りを続けていると、6か月後の2016年5月に買戻しを行う必要が出て来ます。

 

つまり、何が何でも買い戻さなければいけないので、この時期になると、株価が高かろうが買いが入ります。

信用売りの期限がやって来ると、株価が跳ね上げることになるわけです。

株式投資の入門書には、大量の信用売りが出ていれば、株価は跳ね上がる可能性があると書かれています。

特に「逆張り(株価の急激な変化に対しての反動を利用したトレード方法)」を薦めている書籍は、この信用取引は、大きな指標として書かれています。

返済期限が来るまで動かない人は信用取引に向いていない
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ただし、現実は、その投資方法には確実性がありません。

実は、返済期限がいつ来るかは多くの指標に明記されていないからです。

そして、信用取引を行う多くの人が、短期間で勝負する傾向があります。

返済期限が来るまで動かない程、のんびりした人は、信用取引に向きません。

数の大きな信用売りを行った時、市場には、多くの株が売りに出されることで株価が下落します。

 

「信用売り」は株価が下落した時に利益が出るため、この株価が下落した時点で、儲けが得られるのです。

従って、早々に安い株価で株を買い戻し、信用取引を終えているケースが多くあります。

むしろ、信用取引を長期間行うことには、リスクがあります。

 

早く行動を起こして、借金を返済する方が賢いトレードでしょう。

信用取引は、6か月後には必ず返済しなければいけません。

だからと言って、多くの信用取引が行われた6か月後に反動が現れる訳ではないことには、充分注意しなければいけません。

 

まとめ

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「信用取引」には返済期限が設けられており、基本的に6か月とされています。

信用取引の期限が来ると、強制的に買戻しや売却が行われることになるため、期限日になると株価に大きな影響を与えます。

しかし、多くの投資家は、期限日になるまで信用取引を続けている可能性は低いです。

借金をいつまでも抱えている程、のんびりした投資家は少ないからです。

従って、信用取引の時間制限による株価の影響は小さく、逆張りで利用することは、不向きと言えます。

入門書や書籍には、良く記載されていますが、全てが正しい投資方法ではないことに気を付けなければいけません。
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