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アメリカ利上げによるドル高のカラクリ


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ここ最近は、ドル高が続いています。

2年前の2013年12月には、1ドル100円程度でしたが、2015年12月時点では123円程度まで上昇しており、経済評論家の中には、「今、ドルが強い」と考えている人が増えています。

なぜ、今、ドルが強いのでしょうか?

この理由は、アメリカの「利上げ」が関与しています。

 

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政策として行われた「利上げ」。インフレのリスクを軽減

「利上げ」は、預金の金利を上げる政策のことです。

これまでアメリカの金利は、ほぼゼロで運用されていました。

 

しかし、ここ数年のアメリカの経済成長が好調で、株価は勿論、雇用も堅実な結果を出して来ました。

アメリカとしては、この調子でグイグイ行きたい所ですが、景気の急加速によるインフレは避けなければいけません。

そこで、政策として「利上げ」を行います。

銀行の金利が上がると、人は銀行にお金を預ける傾向に動きます。

つまり、個人は積極的に貯金を行い、企業は設備投資を抑制します。

すると、金の動きが鈍化することになります。

この金の動きを鈍化させることで、インフレのリスクを軽減させることができるのです。

 

なぜ利上げでドルが強くなるのか?日本円との関係

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では、このアメリカの「利上げ」とドルの強い件には、どのような関係があるのでしょうか?

日本円と比べて考えてみましょう。

日本は現在、ゼロ金利政策を行っています。

金利をゼロにすることで、銀行にお金を預けていても、何のメリットもない状態になっています。

そうすることで、銀行に預けているお金を消費させようとしています。

 

しかし、今回、アメリカが「利上げ」を行うことにより、世界中の人は、日本円を持つ意味がなくなって来ます。

銀行に日本円を預けているよりも、ドルを預けていた方が金利によって増えるメリットが出て来るからです。

よって、日本円からドルに両替する人が出て来ます。

すると、日本円の価値が下がり、ドルの価値が上がる。

「円安ドル高」が進行します。

だから、今、ドルが強く、価値があるのです。

円安ドル高が進行すると日本の企業の株価に影響して来ます。

当然、輸出の影響が大きな自動車産業は、大きな利益が得られます。

逆に輸入の多い企業では、ダメージが大きく、株価が下落する方向に働きます。

アメリカ利上げによるドル高は、国内株式投資でも充分に気を付ける必要があります。

 

しかし、経済評論家の多くは、ドルの価格高騰は一時的なものだと考えているようです。

つまり、現在123円付近で、今後、利上げによる影響でじわじわとドル高が進行すると考えているようですが、130円を超える確率は低いだろうと考えているようです。

今後の経済状況は、どう変わるかわかりません。

今後のドルの動きに注目しておきましょう。

 

まとめ

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現在、アメリカは経済状況が良く、インフレを警戒しています。

インフレが起こらないように、お金の流れを抑制する政策として、「利上げ」をほのめかしています。

この「利上げ」は、銀行の金利を上げる政策になります。

銀行の金利を上げることで、人は銀行にお金を預ける傾向が強くなり、経済がやや鈍化する傾向になります。

また、この「利上げ」が行われることで、ドル高が進みます。

これは、ドルを持っていると銀行からの金利が得られるメリットがあるからです。

現在、日本はゼロ金利政策を行っているため、日本円を銀行に預けるより、ドルを預けていた方が、メリットがあるのです。

そこで、今、円を手放し、ドルを買う人が増えています。

この「円安ドル高」の動きは、世界経済にも大きな影響力があり、国内株式投資でも大きな影響力があるので、注目しておく材料と言えます。

 

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