お金を借りる
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突然の出費!少額でも借り入れは可能なのか。

勇者が別の大陸へ船を漕ぎだす

「いよいよ隣の大陸へ進出だ!」

「この港町周辺の海に居た魔物を私達が倒したから、ようやく船が出せるようになったからね」

「いやー、あのタコ魔人は結構苦労したよなぁ」

「なかなか手強かったよね。でも魔法使いと戦士がいたおかげで倒せたよ」

「私の攻撃魔法が大活躍だったもの~」

「火の魔法使う度にタコ魔人から良い匂いがするから腹が鳴ったよ…」

 

勇者たちは海に巣くっていた魔物を倒した。これで港町の人たちは再び漁ができるようになり、街には活気が戻ってきていた。

隣の大陸の街へ行くべく勇者たちは船着場へやってきていた。

しかし…

 

「えっ、3人で12000ゴールド!?」

「ちょっと、私達はあなた達を助けてあげたんだし、向こうの大陸ぐらいまでタダで船乗せてくれてもいいじゃない!

「そう言われましても…まだそんなにお客も戻ってきておりませんし、わたしらも船を出すだけでお金がかかるもんで…その…」

「まぁ、そりゃ今まで生活苦しくて蓄えもないんだろうしな。勇者、魔法使い、無理はさせちゃいけねぇよ」

「そうね、それもそうだわ」

「勇者様たちには本当に感謝してもしきれません。いつかお礼は必ずいたしますので」

「あ、あぁ、うん、いいんだよお礼とか。ちょっと待っててね!今、手持ちがないからとってくるよ」

 

自宅のある街へ戻る勇者

勇者は魔法使いにお願いして実家のある城下町まで魔法で戻ってきた。

実家に蓄えがあるからと二人と別れたが、実家へは向かわず金貸し屋までやってきた。

 

「…と、いうわけでして10000ゴールドでいいので貸していただけないでしょうか。少ない金額でも大丈夫ですか?」

「1万円でよろしいのですか?」

「はい、いまちょうど12000ゴールドくらいは持っているのですが、それを使ってしまうと今後の食費や宿代などがなくなってしまうので…。もうちょっとすると、王様から定期的に貰ってるお金もいただけるので返済はすぐにできます!」

「なるほど、わかりました。勇者さんはこれまでの返済も滞ることなくしっかりしてますし、定期的な収入もありますから大丈夫ですよ」

「良かったぁ、ありがとうございます」

「こちらとしても信用ある人は貸し付けを断ることはほぼありませんよ。少額でも気軽に借りにきてもらいたいんですけど、意外と少額は借りにくいって思われてるみたいで…。イキナリ高額貸してくれて!っていうより、こちらもよっぽど貸しやすいんですけどね」

「へぇ、そうなんですか」

 

勇者は無事に借り入れをすることができ、急いで港町へと引き返す。

勇者たちを乗せた船は新しい地に向かって動き出した。

 


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