クレジットカード現金化|「無職でも借りれる」の罠。

無職でも借りられるキャッシングは危険が潜んでいる

 「無職でも借りれます」「収入がない人でも貸出OK」

こんな金融業者サイトを見たことはありませんか?

不思議ですよね?アコムやプロミスなど大手消費者金融は「安定した収入」がある人にしか貸出しません。

それでも審査に落ちる人がいるというのに、「無職でも借りれる」とはどういうことか?

 無職でも借りれると謳っている業者の99%はクレジットカード枠の現金化を勧めてきます。

 

無職の人の他に、ターゲットにされるのは、すでに多くの消費者金融、カードローンから借り入れをし、総量規制の枠を超えてしまってどこからも借りれなくなってしまった人たちです。

クレジットカードのショッピング枠もある意味「キャッシング」ですが、この部分は総量規制の対象外になります。

なので、キャッシング枠を使い切り、消費者金融でもお金を借りて総量規制を超えた借金をしてしまった人にとって、最後に借金ができる場所ということになります。

 

一昔前は個人でもできた、カード決済、現金で返金の仕組み

少し前までは個人でやっている人も多かったようです。

例えば、返品保証制度のある量販店で高級なブランドバッグを購入し、その代金をクレジットカードで支払います。

そしてそのブランドバッグをすぐに返品するのです。そうすると、買った分の金額が現金で戻ってくるのです。

しかし、こうした手法で現金化をする人が増えてしまったため、クレジットカードで支払ったとしても、返品する際には「決済キャンセル」という形で処理され、現金化ができなくなってしまいました。

 

そこに目をつけたのが悪徳業者です。

 「現金化ビジネス」と称し、本人の代わりに現金化してくれるというシステムを運営しています。

業者にもよりますが、例えば「キャッシュバック商品」と名付けた粗品のような物を販売し、それを注文することで契約が成立します。

こちらが現金化したい金額+αの値段でこの商品が販売され、現金が注文した人の口座に振り込まれます。

例えばあなたが10万円借りたいとすれば11万円でビー玉や歯ブラシなどが売られるわけです。

 

この「+α」が業者が受け取る「手数料」となります。

平均して、現金化したい額の10%は持って行かれてしまいます。

この10%がどれだけ高いかというと、例えばアコムで10万借りたとします。金利が上限の18%だとして30日間借りると、利息は1,479円です。

ちなみに18%の金利で、10,000円の利息がつくには203日かかります。

 

100,000 円× 0.18 × 203 ÷ 365 =10,010円

 

 正規の貸金業者に借りれば、7ヶ月近くかかって払う金利を、現金化業者には1日で支払うことになります。

どれだけ現金化業者が暴利を貪っているかということがわかりますね。

 

暴利なのは分かっている。それでもお金が欲しい

違法だとはわかっていてもそれでもお金が欲しい

 現金化業者から買った二束三文の商品をカードのショッピング枠の返済することになります。

ほとんどの人が1回払などできませんから、リボ払いなど分割で支払います。

リボを活用すれば月の支払いを大きく抑えることができますが、実際にはリボ払い分の利息も支払いに含まれるので、最初に業者に支払った手数料と合わせて、とんでもない利息を支払っていることになります。

しかし、ショッピング枠を現金化したいと思うまで追い詰められた人にとって、そうした利息よりも今すぐ手に入るお金の方が大事なのです。

そこをついた非常に巧妙な悪徳ビジネスだと言えるでしょう。

 

クレカ現金化は取り締まり強化の傾向。利用すれば、カード利用額の一括返済も

このように、一見「物の売買」であり、「キャッシングさせているわけではない」という点から、業者は「我々のビジネスは貸金業法に則る必要がなく、違法ではない」という主張をしています。

しかし、「こうした現金化業者は貸金業者の一種であり、貸金業者としての登録が必要」として、金融庁・警察庁・経済産業省はこれらの業者を取り締まるようになりました。

今後、こうしたビジネスは縮小していくでしょう。

 

また、クレジットカード会社はショッピング枠の現金化を認めていません。

もし現金化していることがカード会社に伝われば、カードの利用停止・支払い残高の一括支払いを求められることもあります。