借り換え・おまとめローンでの一本化と任意整理で借金なくすのはどちらがお得?

おまとめローンと任意整理の比較

 

「複数社の借金を一本化して月々の返済をラクにしよう!」

そう銘打った広告で、おまとめローンが宣伝されているのをよく見かけます。

その一方で、「借金を任意整理して月々の返済をラクにしよう!」という広告も度々見かけます。

電車の中吊り広告など、両方が並んで掲載されているところもあり、非常に滑稽だと思うこともあります。

 

どちらも「月々の返済をラクにする」手段であることには違いありません。

しかし、この2つには大きな違いがあります。「減らす」と「まとめる」の違い。

一見すると減らすほうがお得に見えますが、個人の状況によってそうとは言えない場合もあります。

 

今後の生活、信用を考えればおまとめローンは無傷でできる

法律事務所に任意整理依頼すると、信用情報に事故情報としてその経歴が登録されてしまいます。

これは俗に言う「ブラックリストに載る」という状態です。

ブラックリストに載っている間は、キャッシングやローン、クレジットカードの作成に大きな影響が出てしまいます。

「いつまで?」と思うかもしれませんが、任意整理を含む債務整理は最低5年間情報が登録されます。

 

かたやおまとめローンはそういった自分の情報に傷がつくことはありません。

1箇所からの借り入れ金額が大きくなるため、金利は圧縮される可能性が高くなります。

また、複数の貸金業者からお金を借りている人にとっては、管理が楽になるのもメリットです。

 

金利を下げても無理!と思ったら任意整理

しかし、おまとめローンは「借金をまとめる」だけです。

金利が圧縮されて、完済時の支払総額は少なくなりますが、劇的に楽になるというものではないです。

 

任意整理の場合は、現在ある借金や借金の利息を減らして月々の返済をラクにしようというものです。

具体的には、利息制限法の上限金利(15%~20%)に金利を引き下げて再計算したうえで、原則として金利をカットし、元本のみを約3年以内に返済するもの。

うまくいけば、大幅に支払額が変わることがあります。

 

事故情報掲載に実質デメリットは少ない。借金額が多い人は任意整理の検討も

返済期間が短い人、借りている金額が少額の人では債務整理ができない場合もあります。

その場合はおまとめローンでもいいかもしれません。

しかし、借り入れ期間が長くずっと返済を続けている人や、多額の借金で大きい利息を払い続けている人は、大きな利息減額も期待できます。

 

信用情報に事故情報が掲載されてしまうことは大きなデメリットのように思えますが、数年経てばこの情報は消えます。

ローンが組めない、カードが作れない等で多少不便さはありますが、この際現金主義で行こうと割り切ってしまえば、生活に支障はありません。

また、決して一生掲載され続けるというわけではありません。

おまとめローンで何年も大金の返済を続けなければいけないことを考えると、この点は大きなデメリットであるようには感じられません。

 

連帯保証人がいる場合は事前に保証人と相談を

保証人がいる場合は注意

 最後に注意しておきたいのは、その借金に「連帯保証人がいるかどうか」ということ。

連帯保証人がいる状態で任意整理をしてしまうと、債権者は連帯保証人から借金を取り立てようとします。

そのため、連帯保証人に多大な迷惑がかかってしまうでしょう。

(これは任意整理に限った話ではなく、自己破産など他の債務整理でも同じことが言えます。)

お金以上に人間関係を大切にしたいと思うなら、事前の相談は必須です。